ぺろっと(読み)ペロット

デジタル大辞泉 「ぺろっと」の意味・読み・例文・類語

ぺろっ‐と

[副]
1 瞬間的に大きく舌を出すさま。人をからかうときや照れ隠しのしぐさにいう。ぺろり。「ぺろっと舌を出す」
2 舌をちょっと出して口のまわりなどをなめるさま。ぺろり。「ぺろっと唇をなめる癖がある」
3 食べ物を短時間に余さず食べてしまうさま。ぺろり。「御馳走をぺろっと平らげる」
4 薄いものが一気にはがれるさま。ぺろり。「皮がぺろっとむけた」
[類語](2)ぺろぺろ・べろべろ・なめる・なめ回す・しゃぶる・ねぶる・しゃぶりつく・舌なめずり・なめずる/(3)がつがつ・がぶっと・がぶり・ぱくっと・ぱくり・もぐもぐ・もごもご・もりもり・ぱくぱく・むしゃむしゃ・食欲・ばくばく・がっつく・むさぼる・むさぼり食う・詰め込む・大食い・食い道楽・ぱくつく・かき込む・平らげる・食い気・食い意地・舌なめずり・喉のどが鳴る・空腹・ぺこぺこ・腹ぺこ

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精選版 日本国語大辞典 「ぺろっと」の意味・読み・例文・類語

ぺろっ‐と

  1. 〘 副詞 〙
  2. ① 舌を出すさまを表わす語。多く、人を揶揄(やゆ)する時や、照れた時のしぐさについていう。
    1. [初出の実例]「自分と顔を見合はせると、ペロッと赤い舌を出した」(出典:父の婚礼(1915)〈上司小剣〉五)
  3. ② 舌でなめるさまを表わす語。
  4. ③ 短い時間に残らず食べてしまうさまを表わす語。また、比喩的にまたたく間に炎がものを焼きつくしてしまうさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「一升ほど持って帰っても、ぢきにぺろっと失くなるのやさうで」(出典:城のある町にて(1925)〈梶井基次郎〉雨)
    2. 「去年の暮れに、ペロッと焼けたもんですから」(出典:風(1951)〈永井龍男〉上)
  5. ④ 薄いものがはがれるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「自分も顔の皮がぺろっと剥げるごと怪我さしたときいとったけど」(出典:地の群れ(1963)〈井上光晴〉八)

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