ASCII.jpデジタル用語辞典 「ページモード」の解説 ページモード DRAMとデータをやり取りする際の転送モードの一種。DRAMのアドレスは、行アドレス(row address)と列アドレス(column address)に分割されていて、最初に行アドレス、次に列アドレスを指定してデータを転送する。DRAMからデータを読み出す場合、行アドレスが指定されると、DRAM内部ではその行に対応するメモリーセルの内容がすべて一時的なバッファにロードされる。DRAMはメモリーセルからのデータの読み出しに時間がかかるが、いったん行バッファに入ったデータを読み出すのは高速である。この性質を利用したのがページモードで、一回だけ行アドレスを指定した後、列アドレスを変えながら複数のデータを行バッファから高速に読み出すことができる。これをページモード・アクセスという。PC互換機で使われるメインメモリーには、ページモードより速い高速ページモードを装備したDRAMや、さらに改良されて高速化されたEDO DRAMが使われている。またSDRAMのバースト転送も、大雑把にいえばページモードの一種といえる。マザーボード上のチップセットに内蔵されているメモリーコントローラは、プロセッサーによるバースト転送のサイクルで、このページモードを利用して、転送レートを高めている。 出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報