普及版 字通 「ホウ・かばん」の読み・字形・画数・意味
人名用漢字 14画
[字訓] かばん
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(包)(ほう)。は包みいれる意。〔説文〕三下に「革を柔らぐる工なり」とあり、〔周礼、考工記〕にその職として鮑氏がある。魚皮や海獣の皮なども、柔革の対象とされた。〔墨子、非儒〕に「函」の語があり、皮革製の容器をいう。はいま「かばん」の意に用いる。「かばん」は夾板(きようばん)の訛りであろうという。
[訓義]
1. かわつくり、なめし工。
2. かばん。
3. 字はまた鮑に作る。
[古辞書の訓]
〔立〕 ユガケ 〔字鏡集〕 カハツクリ
[熟語]
函▶
[下接語]
函
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報