普及版 字通 「ホ・うつわ」の読み・字形・画数・意味

18画
(異体字)
6画
[字訓] うつわ
[説文解字]

[金文]

[字形] 形声
声符は甫(ほ)。〔説文〕五上に「黍稷(しよしよく)の圜(ゑん)
なり。竹皿に從ひ、甫聲」とし、古文として
を録する。金文の自名の器には
としるしているものが多く、ときに夫を加え、あるいは
(ほ)を加えているものがある。甫・夫・古・
は古く同声で、金文にみえる
侯は甫侯、古く呂といわれた国である。金文の
の字が曲の形に従うものが多いのは、
は黍稷を盛る器で、竹器を用いたからであろう。〔説文〕に
を圜器とするが、いま存する自名の遺器はみな長方形である。円形のものは
(き)といい、文献には
の字を用いる。〔説文〕に「
は黍稷の方
なり」とし、器の方円を誤っている。
の青銅器の銘文には、「以て黍稷を
(い)る」というものが多い。[訓義]
1. 祭器、黍稷を供える器、うつわ。
[熟語]

▶[下接語]

・竹
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

