ホソガツオ(読み)ほそがつお(その他表記)slender tuna

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホソガツオ」の意味・わかりやすい解説

ホソガツオ
ほそがつお / 細鰹
slender tuna
[学] Allothunnus fallai

硬骨魚綱スズキ目サバ科に属する海水魚。いわゆる小形マグロ類に属し、ハガツオ近縁と考えられている。体長1メートルほどになり、プランクトン食性であるのが特徴である。南半球の温帯域、とくに南緯20~30度の海域に広範囲に分布するが、カリフォルニア沿岸における出現の記録もある。おもにマグロの延縄(はえなわ)に混獲されるが、生態についての知見は少ない。肉質は脂分が多い。

[沖山宗雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む