ホルジョウ工場事件(読み)ホルジョウこうじょうじけん(英語表記)Chorzów Factory Case

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホルジョウ工場事件」の意味・わかりやすい解説

ホルジョウ工場事件
ホルジョウこうじょうじけん
Chorzów Factory Case

第1次世界大戦後ドイツからポーランドに割譲されたホルジョウにあった窒素工場をポーランドが収用したことにつき,1925年5月,ドイツが常設国際司法裁判所に訴えた事件。 26年5月,裁判所管轄権に関するポーランドの先決的抗弁を退け,本案判決ではホルジョウ工場の収用がジュネーブ条約違反であることを認めた。国際責任に関する先例として注目される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android