ホロナイ峠(読み)ほろないとうげ

日本歴史地名大系 「ホロナイ峠」の解説

ホロナイ峠
ほろないとうげ

[現在地名]虻田郡虻田町字清水

虻田町の南西部に位置し、近くをホロナイ川が流れる。「蝦夷日誌」(一編)に「小川有。越而又上ることしばしにし而ホロナイ峠へ至る。是よりまた樹木の中を下る。四時とも百日のてりにもぬかると申道也」とあり、ベンベ(現豊浦町)アブタの間にある峠の一つで、ぬかるみの道であった。板本「東蝦夷日誌」には「ベンベ小休所より坂に上る。ささはら雑木立十八丁四十間、チヤシユナイ小川、山の平通り十丁卅間、ポロナイ峠、是より谷間へ下り十丁半、しばしにて浜に出るなり」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 山越え 中略 開通

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む