ホロナイ峠
ほろないとうげ
[現在地名]虻田郡虻田町字清水
虻田町の南西部に位置し、近くをホロナイ川が流れる。「蝦夷日誌」(一編)に「小川有。越而又上ることしばしにし而ホロナイ峠へ至る。是よりまた樹木の中を下る。四時とも百日のてりにもぬかると申道也」とあり、ベンベ(現豊浦町)とアブタの間にある峠の一つで、ぬかるみの道であった。板本「東蝦夷日誌」には「ベンベ小休所より坂に上る。
原雑木立十八丁四十間、チヤシユナイ小川、山の平通り十丁卅間、ポロナイ峠、是より谷間へ下り十丁半、しばしにて浜に出るなり」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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