ホワン山(読み)ホワンさん(その他表記)Huang shan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホワン山」の意味・わかりやすい解説

ホワン(黄)山
ホワンさん
Huang shan

中国東部,アンホイ (安徽) 省南部にある名山。チャン (長) 江水系とチエンタン (銭塘) 江水系との分水界をなす丘陵地の中央にそびえる。 72峰といわれる山頂が連なり,氷食によるU字谷が残り,懸崖絶壁や奇岩が続く。平均標高は 1000mで,最高峰のリエンホワ (蓮花) 峰は 1873m。古くから文人墨客に称賛され,6世紀以降各時代の詩文や経文が刻まれた石刻が点在する。人民共和国成立後は登山道や宿泊設備が整備,建設され,温泉もあるため,行楽・療養地となっている。山麓では茶が栽培され,マオフォン (毛峰) 茶,ユンウー (雲霧) 茶の名で知られている。漢方薬材の産出も多い。 1990年世界遺産の文化,自然の複合遺産に登録。

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