ホーエタウエルン山脈(読み)ホーエタウエルンサンミャク(その他表記)Hohe Tauern

デジタル大辞泉 「ホーエタウエルン山脈」の意味・読み・例文・類語

ホーエタウエルン‐さんみゃく【ホーエタウエルン山脈】

Hohe Tauernオーストリア南西部の山脈一部、イタリア北東部を含む。東部アルプス主脈をなす。最高峰グロースグロックナー山(標高3797メートル)。ホーエタウエルン国立公園に指定されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホーエタウエルン山脈」の意味・わかりやすい解説

ホーエ・タウエルン山脈
ほーえたうえるんさんみゃく
Hohe Tauern

ヨーロッパ・アルプスのうち、東部アルプスを構成する主要な山脈。オーストリア・イタリア国境のブレンナー峠から東へ連なり、オーストリアのザルツブルク州とケルンテン州境のタウエルン峠に至る。チラータール・アルプス、フェネディガー山群、グロックナー山群、ゾンブリック山群などを含む。最高峰はグロックナー山群のグロースグロックナー山(3797メートル。オーストリアの最高峰)。山嶺(さんれい)は険しく、氷河侵食を受け、周辺にも氷河が多い。雪線高度は2700~2900メートル。グロースグロックナー・ホッホ・アルペン街道が東部でトンネルにより山脈を貫通している。

[徳久球雄]

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