改訂新版 世界大百科事典 「ホーコン1世」の意味・わかりやすい解説 ホーコン[1世]Håkon Ⅰ生没年:?-959? ノルウェー王。在位933?-959年。ハーラル1世美髪王の庶子。善王とも呼ばれる。イングランド王エセルスタン(ノルウェー名Adalstein)に養育される。父王没後帰国し,兄エイリク血斧王を追って王位に就く。デンマーク王の助力を得て来攻する兄エイリクの息子たちを数度にわたって撃退。ノルウェーを四分する広域集会のうち二つはホーコンの創設とされ,また外敵の侵入に備える海防機構レイザングの創出者で,父王以来のノルウェーの統一事業をすすめた。執筆者:熊野 聰 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホーコン1世」の意味・わかりやすい解説 ホーコン1世ホーコンいっせいHaakon I, den Gode ノルウェー王 (在位 945頃~961頃) 。「善良王」とも呼ばれる。ハーラル1世 (美髪王) の末子。イングランド王アゼルスタンのもとで養育された。ハーラル1世没後,跡を継いだ異母兄弟エーリック (血斧王) を破ってノルウェー王となった。行政組織を整備し,キリスト教化を試みたが,農民の抵抗にあって失敗。その後エーリックの息子たちと戦って敗死。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by