ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホーチョワン市」の意味・わかりやすい解説 ホーチョワン(合川)〔市〕ホーチョワンHechuan 中国西南地方,チョンチン (重慶) 直轄市西部に位置する市。スーチョワン (四川) 盆地のほぼ中央,チヤリン (嘉陵) 江とチュイ (渠) 江,フー (涪) 江,シヤオアン (小安) 渓の合流点にある。水運の要地で,魏晋南北朝時代から合州の治所となり,盆地中部の産物の集散地としても発展してきた。シヤンユイ (襄渝) 鉄道が通る。農村部ではイネ,コムギのほかアブラナ,タバコを栽培し,養蚕が盛ん。山地では桐油を産する。果樹ではホン (紅) 橘と呼ばれるミカンが知られる。付近に水力発電所があり,ホワインシャン山脈周辺の炭田にも近いため,鉄鋼工場が建設されている。西郊のティヤオユー (釣魚) 山はモンゴル帝国のモンケ・ハン (憲宗) が戦没した地で,釣魚城址がある。人口 144万 1479 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by