ボイ・ジェレンスキ(読み)ぼいじぇれんすき(その他表記)Tadeusz Boy-Żeleński

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ボイ・ジェレンスキ」の意味・わかりやすい解説

ボイ・ジェレンスキ
ぼいじぇれんすき
Tadeusz Boy-Żeleński
(1874―1941)

ポーランド詩人ボイペンネーム父親は作曲家ウワディスワフ・ジェレンスキ。クラクフのヤギェウォ大学で医学を学んで医者となったが、文学活動に転身してユーモアにあふれた詩や歌を書き始めた。風刺詩集寸言』(1913)が有名である。演劇評論家としても知られるが、生涯に百数十冊ものフランス文学を翻訳した。ナチス占領下のルブフ逮捕、銃殺された。

[吉上昭三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android