改訂新版 世界大百科事典 「ボグドオーラ山」の意味・わかりやすい解説 ボグドオーラ[山]Bogd uul モンゴル語で聖山という意味。この名を冠した山は多いが,以下の2山が有名。(1)天山山脈東部,トゥルファン盆地の北方にある高さ5445mの山。かつて貪汗山と称され,その北麓は遊牧民の拠る所であった。(2)モンゴルの首都ウランバートル南郊にある山。最高峰は2257m。北斜面は森林が茂り野獣が豊かである。この付近に12世紀にケレイト部のオン・ハンが拠り,のちジェブツンダンバ・フトクトが居し,それが今のウランバートルの基礎となった。執筆者:吉田 順一 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by