ぼっかり(読み)ボッカリ

精選版 日本国語大辞典 「ぼっかり」の意味・読み・例文・類語

ぼっかり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. ほっかり
    1. [初出の実例]「小じたたるふ仕かけたらぼっかりと喰いついて」(出典:浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(1712頃)中)
    2. 「『最早(もう)大丈夫じゃ』耳近く人の言ふ声に、ぼっかり眼を開いて見ると」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉四)
  3. ほっかり
    1. [初出の実例]「わたしが女房に下さりませと、ぼっかりいへば」(出典:浄瑠璃・源頼家源実朝鎌倉三代記(1781)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android