日本大百科全書(ニッポニカ) 「ボルタラ」の意味・わかりやすい解説 ボルタラぼるたら / 博楽 中国、新疆(しんきょう)ウイグル自治区北西部の県級市。ボルタラ・モンゴル自治州の政府所在地である。人口27万1300(2013)。カザフスタン共和国との国境に近く、ジュンガル界山と天山(てんざん)山脈との間、ボルタラ河谷平野にある。灌漑(かんがい)網が発達し、小麦、ナタネ(アブラナ)をはじめ米も栽培される。山麓の草原では新疆細毛ヒツジなどを飼育する。北疆線(ウルムチ―阿拉山口(あらさんこう))が通じ、市東部には2010年開港のボルタラ阿拉山口空港がある。[駒井正一・編集部 2018年1月19日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例