ポリフェニレン

化学辞典 第2版 「ポリフェニレン」の解説

ポリフェニレン
ポリフェニレン
polyphenylene

ベンゼン環がつながった一般式で示される重合体の総称.オルト,メタ,パラ結合で連なっているものなどが知られている.ウルツ-フィッティヒ反応,ウルマン反応,ルイス酸-酸化剤系触媒を用いた酸化重合反応,ディールス-アルダー反応によるか,ビスジアゾ化合物の分解によりつくられているほか,ベンゼンおよびその誘導体から種々のルイス酸-酸化剤系により合成する方法が見いだされている.いずれの方法でも高重合体は得られない.重合体は全共役のため着色しており,置換基をもったものや枝分れなどによる対称性のきわめて低いもの以外は,溶媒に不溶である.加工性などに問題があり,現在,工業的には利用されていないが,炭素含有量が大きく約550 ℃ までは安定なため,耐熱性材料や電気伝導性材料としての利用が検討されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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