ポルキア(その他表記)Porcia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポルキア」の意味・わかりやすい解説

ポルキア
Porcia

[生]?
[没]前43
古代ローマ婦人戸口総監 (ケンソル ) カトー (大)の娘。初め M.ビブルスの妻,前 45年から M.ブルーツスの妻となった。共和政的理想を父や夫たちと掲げ,ユリウス・カエサル暗殺の陰謀に加えられるよう主張し,前 44年6月8日のアンチウムでの共和派の会議に出席した。カエサル暗殺後,ブルーツスが東方へおもむいたとき,彼女はローマに帰還したが,病にかかり,死没。前 42年ブルーツスの死を聞いて死んだとの信頼性の薄い伝承もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 カトー

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む