ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポルタバ州」の意味・わかりやすい解説 ポルタバ〔州〕ポルタバPoltava ウクライナ中部の州。州都ポルタバ。ドネプル川中流部左岸を占め,森林ステップ地帯に入るが,森林は州域の6%にすぎない。住民の半数近くが農村に居住し,肥沃な土壌を利用してコムギ,トウモロコシ,テンサイ,ヒマワリ,タイマなどを栽培し,果樹栽培も盛んである。畜産は乳製品の生産が中心である。ウクライナ有数の食品工業の発展地域で,砂糖,酒類,食肉,油脂,たばこなどの製造が盛んである。州都やクレメンチュグでは石油化学,機械,鉄鉱などの工業が発達している。州内で石油,天然ガス,鉄鉱石などが採掘される。州内の交通はポルタバから放射状に延びる鉄道,ハイウェーにより,ドネプル川の水運も利用される。面積2万 8800km2。人口 175万 6900 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by