元来は爪先のこと。バレエでは爪先立ちのことをシュル・ラ・ポワント(sur la pointe)、略してポワントという。これこそがバレエの最大の特徴である。誰がどこで始めたのかは不明だが、1810年代のヨーロッパだと考えられている。有名なバレリーナ、マリー・タリオーニが「ラ・シルフィード」(1832年)というバレエで多用して以後、女性ダンサーたちがこぞって真似するようになり、やがて女性バレエ・ダンサーの必須条件となった。男性は決してやらないが、身体構造的にできないわけではなく、単純に美学的な理由による(男のポワントは美しいとは見なされなかった)。