バレリーナ(その他表記)〈イタリア〉ballerina

デジタル大辞泉 「バレリーナ」の意味・読み・例文・類語

バレリーナ(〈イタリア〉ballerina)

バレエの女性舞踊手。本来主役を踊る女性舞踊手をさす。
[補説]作品名別項。→バレリーナ
[類語]バレリーノダンサー踊り子踊り手舞姫舞子舞手舞人舞踊家舞踏家

バレリーナ[絵画]

東郷青児による油絵ベージュを基調に、頭の上で手を組んでポーズをとる長髪の女性ダンサーを描いたもの。昭和32年(1957)の作品。第4回日本国際美術展に出品し、大衆賞を受賞した代表作。東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館蔵。

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精選版 日本国語大辞典 「バレリーナ」の意味・読み・例文・類語

バレリーナ

  1. 〘 名詞 〙 ( [イタリア語] ballerina ) バレエの女性舞踊手。本来は一つのバレエ団における舞踊手の階級の一つで、バレエ団の最高の位置を占め、主役を演じソロを踊り得る女性舞踊手をさす。
    1. [初出の実例]「日本へ来訪したバレリーナといえば」(出典:第3ブラリひょうたん(1951)〈高田保〉バレー)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バレリーナ」の意味・わかりやすい解説

バレリーナ
ballerina; ballerine

バレエの舞台で主役を演ずることの許された女性舞踊家。今日では一般にバレエを踊る女性舞踊手の意味に使われることが多い。本来は,バレエ団に所属する女性舞踊家に与えられる階級名称の一つで,その最高の位置を占める者をプリマ・バレリーナという。伝統のあるパリ・オペラ座バレエ団では,プルミエール・ダンスーズ(女性第1舞踊手)がバレリーナにあたり,またプリマ・バレリーナにはエトワールが相当する。一方,ロシアのマリインスキー劇場バレエ団では,クラシック・バレエ作品の公演で主役を演じる,特に優れたソリストのみをバレリーナといった。なかでも最高のバレリーナにはプリマ・バレリーナ・アッソルータ prima ballerina assoluta(「完全な,絶対的なプリマ・バレリーナ」の意)の称号を与えたが,これは過去 200年に 2人,イタリア出身のピエリナ・レニャーニとマチルド・M.クシェシンスカしか許されなかったといわれる。

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百科事典マイペディア 「バレリーナ」の意味・わかりやすい解説

バレリーナ

バレエ用語。女性舞踊手の最高位の称号。バレリーナの中で特にすぐれた踊り手をプリマ・バレリーナprima ballerinaという。女性舞踊手の総称として用いるのは本来の意味からいうと正しくない。→ダンスール・ノーブル
→関連項目ジゼルマルコーワ

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デジタル大辞泉プラス 「バレリーナ」の解説

バレリーナ

バラの園芸品種名。つる性で小輪、淡桃色で中心部が白い一重咲きの花をつける。作出国はイギリス

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世界大百科事典(旧版)内のバレリーナの言及

【バレエ】より

… そして,1960年ソ連からスラミフィ・メッセレル,アレクセイ・ワルラーモフが設立されたばかりの東京バレエ学校の教師として来日するに及んで,日本のバレエ界の教育法,技術的水準は飛躍的な向上をみせた。現在では世界の檜舞台で踊る森下洋子,スコティッシュ・バレエ団のプリマ・バレリーナ大原永子,東ベルリン・バレエ団やミュンヘン・バレエ団で主役を務めた深川秀夫,カールスルーエ・バレエ団で首席舞踊手の地位にある佐藤勇次らが生まれている。またチャイコフスキー記念東京バレエ団(代表佐々木忠次)は,ベジャールほかの一流の振付師やダンサーを招く一方,定期的に海外にも招かれている。…

※「バレリーナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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