ポー河の水車小屋(読み)ポーがわのすいしゃごや(その他表記)Il Mulino del Po

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポー河の水車小屋」の意味・わかりやすい解説

ポー河の水車小屋
ポーがわのすいしゃごや
Il Mulino del Po

イタリアの小説家リッカルド・バッケッリの小説。 1938~40年刊。『汝に神の救いあれ』 Dio ti salvi,『不幸は舟でやってくる』 La miseria viene in barca,『古く常に新しき世界』 Mondo vecchio sempre nuovoの3部から成る。水車小屋一家の生活を中心に,ナポレオンのロシア撤退から,リソルジメント (国家統一運動) を経て,第1次世界大戦終結まで,約1世紀にわたるイタリア国家の推移とその社会問題を,叙事詩風に描き上げた作品。トルストイの『戦争と平和』にも匹敵する雄大な構想をもち,マンゾーニの『婚約者』と並んで,イタリア長編小説の二大規範とみなされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む