マクリヤニス(その他表記)Ioánnes Makriyánnes

改訂新版 世界大百科事典 「マクリヤニス」の意味・わかりやすい解説

マクリヤニス
Ioánnes Makriyánnes
生没年:1797-1864

ギリシア将軍。中部ギリシアのアルマトリ(自衛傭兵隊)の子として生まれる。ギリシア解放戦争ではエジプトイブラーヒーム・パシャ大軍戦い,ついでキュタヒヤ・パシャのアクロポリス包囲を破り,ペロポネソス行政官に任命された(1828)。1851年国王オソン1世に対する陰謀のかどで死刑を宣告されるが翌年恩赦。彼の《回想録》はギリシア民衆の生活を生き生きと,かつ客観的に語っている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 真下

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む