マクロウケニア(その他表記)Macrauchenia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マクロウケニア」の意味・わかりやすい解説

マクロウケニア
Macrauchenia

絶滅した哺乳類の滑距目マクロウケニア科の代表属。ミズラクダともいう。体長約 3m。滑距目は南アメリカにおいて髁節目から発し,奇蹄類のような位置を占めて発展したもので,マクロウケニア科には古第三紀漸新世,新第三紀中新世に出た属もある。この属は第四紀更新世に生きていた絶滅属で,頸が長く,ラマ様の体形をし,吻部が長い。鼻孔頭頂にあって,しかも大きいところから,水中を歩き回った湿地の獣とされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android