マクロ・モデル(その他表記)macro-economic model

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マクロ・モデル」の意味・わかりやすい解説

マクロ・モデル
macro-economic model

マクロ的な観点から家計,企業,政府などの各経済主体が行う経済活動や,これら経済主体間の相互関係を連立方程式体系で数量的に表現することによって,国民経済全体の仕組みや関係を明らかにするモデル理論。すなわち国民経済全体としての国民総生産,消費,投資,輸出,輸入,物価所得,企業利益,金利,財政支出などの重要な経済変数の決り方やこれらの間の相互連関関係を定式化した計量経済モデルをいう。長・短期の経済予測,金融政策財政政策など諸政策の効果の測定,政策のシミュレーションなどに利用することができる。アメリカの L.R.クライン,A.S.ゴールドバーガーにより 1955年にアメリカ合衆国に関するモデル分析がなされて以来急速に発展し,今日では世界の多くの国々で自国のマクロ・モデルの展開がなされている。日本では中期経済計画以降の経済計画の策定において利用されているほか,学界,民間研究機関などでマクロ・モデルを用いた予測や政策シミュレーションが数多く行われている。

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