ましまさう

精選版 日本国語大辞典 「ましまさう」の意味・読み・例文・類語

ましまさ・うましまさふ

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 ( 動詞「まします(在)」に「いっしょに…する」意の補助動詞「あう(合)」の付いた「ましましあう」の変化したもの ) 補助動詞として用い、動詞の連用形に付いて「複数者が…している」の尊敬語。みんなが…しておられる。それぞれみな、いらっしゃる。
    1. [初出の実例]「みな男しましまさふ中に、やもめにて捨ておきたいまつるよりは」(出典:宇津保物語(970‐999頃)藤原の君)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android