マダラマルバヒロズコガ(読み)まだらまるばひろずこが

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マダラマルバヒロズコガ」の意味・わかりやすい解説

マダラマルバヒロズコガ
まだらまるばひろずこが / 斑丸翅広頭小蛾
[学] Hypophrictis conspersa

昆虫綱鱗翅(りんし)目ヒロズコガ科に属するガ。はねの開張15~25ミリ内外で、雄は雌よりはるかに小さい。はねは細長く、前翅外縁は丸みをもつ。前翅は茶褐色で、黒色の小斑点(しょうはんてん)を散布し、後翅はそれより暗い褐色で斑紋がない。本州から沖縄県まで分布し、成虫は6~8月に出て、灯火に飛来する。幼虫は扁平(へんぺい)な8字形のポータブルケースをつくり、樹皮や朽ち木を食べる。

[井上 寛]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む