マチリパトナム(英語表記)Machilīpatnam

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マチリパトナム」の意味・わかりやすい解説

マチリパトナム
Machilīpatnam

別称マスリパトナム Masulipatnam,バンダル Bandar。インド南東部,アンドラプラデーシュ州東部,ベンガル湾にのぞむ港湾・商業都市。古くから港町として繁栄し,コロマンデル海岸でも最も早くヨーロッパ人が商館を設けた (1606) 町。 1611年にはイギリス,17世紀末にはオランダ進出,カルナータカ戦争中に一時フランスが領有したが,1759年イギリス東インド会社が占領,その一拠点となり,バンダル港として知られた。伝統的な絨毯木綿織の製造は衰退しつつあるが,楽器の生産が増大。かつてのオランダ人居留地ボランダラパレム,フランス人居留地フレンチペットなどが残る。人口 15万 9007 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android