最新 地学事典 「マッカーサー・ベースン」の解説
マッカーサー・ベースン
McArthur Basin
オーストラリア北部Carpentaria湾の南西部に北西~南東方向に延長約1,000km, 幅200~300kmに分布する原生代中期の堆積盆地。17億~14億年前にかけて陸棚性の堆積物をためた。北西部はPine Creek 帯,南東部はMt.Isaの造山帯となる。堆積盆中央部に南北に連なるWalker, Batten troughがあり,原生代早期末に噴出したCliffdale volcanicsの上位に厚さ10kmを超える堆積物がある。それらは下位から,Tawallah層群(砂岩・礫岩・シルト岩・苦灰岩の互層と少量の珪長質・苦鉄質火山岩からなり層厚約4km),McArthur層群(苦灰岩・シルト岩・黄鉄鉱を含む瀝青質頁岩と少量の砂岩・凝灰岩からなり層厚約6km, 堆積性のPb・Zn鉱床を伴う),Roper層群(砂岩・シルト岩・黒色頁岩からなり層厚約5km, 上位層から1,429±31MaのRb-Sr年代)に区分。南部には東西にのびるMurphy inlierがあり,19億~18.5億年前のBarramundi造山を受けた基盤の変成岩・花崗岩が露出する。
執筆者:加納 隆
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

