最新 地学事典 「マナム火山」の解説
マナムかざん
マナム火山
Manam volcano
ニューギニア島北岸Bogiaの沖16km北北東(4°08′S, 145°02′E)にそびえる円錐形の火山島。直径10km,海抜1,807m,海底からの比高3,100mの玄武岩質成層火山。パプアニューギニアで最も活発な活火山で,最近120年間以上,数年の例外を除いてほぼ連年間欠的に噴火。山頂に主火口(径300m)と南火口(径50m)が連なり,両火口とも活動。ストロンボリ式噴火にブルカノ式噴火を交え,しばしば溶岩を流出,火砕流・土石流発生も珍しくはない。山麓に災害も多発。1992年噴火は同火山の20世紀最大級の活動の一つで,噴煙柱高度10km,溶岩(5×107m3)・火砕流・土石流が流下し,特に北東麓で被害を生じた。2002年10月,2022年3月に大規模な噴火が発生。2022年の噴火では噴煙の高度が15kmに達した。
執筆者:大島 治・竹下 欣宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

