南太平洋、メラネシア西部の国。正称はパプア・ニューギニア独立国Independent State of Papua New Guinea。南緯1~12度、東経143~156度に位置し、ニューギニア島東半部、ニュー・ブリテン島、ニュー・アイルランド島、ブーゲンビル島などを領域とする。面積46万2840平方キロメートル、人口633万1000(2007推定)。首都はポート・モレスビー。
この地域に人が住み始めたのは5万年ほど前と推定されている。6000年ほど前から農耕やブタの飼育が始まり、16世紀ごろにサツマイモが導入されたといわれている。ヨーロッパ人の来航は16世紀に始まる。1526年にはポルトガル人メネセスJ. de Menesesがニューギニア島西部を訪れ「パプア」と命名し、1545年にはスペイン人レテスI. O. de Retesがニューギニア島北岸を航海して「ニューギニア」と命名した。その後19世紀末までにトレス、タスマン、ダンピア、ブーゲンビル、クック、デュモン・デュルビルJules Dumont D'Urville(1790―1842)、スタンリーOwen Stanley(1811―1850)、モレスビーFairfax Moresby(1786―1877)らによって航海、探検、調査が進められた。
基本情報 正式名称=パプア・ニューギニア独立国Independent State of Papua New Guinea 面積=46万2840km2 人口(2010)=689万人 首都=ポート・モレスビーPort Moresby(日本との時差=+1時間) 主要言語=メラネシア諸語,パプア諸語,トク・ピシン,ヒリ・モトゥ,英語 通貨=キナKina