マハーラージャ(英語表記)mahārāja

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マハーラージャ」の意味・わかりやすい解説

マハーラージャ
mahārāja

サンスクリット語大王の意。古代インドでは,クシャン朝がこのインドの称号を他の諸民族の称号と一緒に使用したのが顕著な例であるが,次いでグプタ朝はこれより一段と高位のマハーラージャーディラージャ (大王の王) の称号を用いたので,これは地方の支配者が用いるようになった。イギリス植民地時代,ヒンドゥー藩王は普通マハーラージャと呼ばれた。現在のインド共和国においては身分としては認められていないが,日常用語としては現在でももとの藩王を呼ぶ言葉として用いられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android