マルクグラーフシャフト(その他表記)Markgraf(en)schaft

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マルクグラーフシャフト」の意味・わかりやすい解説

マルクグラーフシャフト
Markgraf(en)schaft

辺境伯領と訳される。フランク王カルル1世 (大帝)が辺境地方に設置した防備地区マルクの長マルクグラーフ (辺境伯) の管掌する地方。マルクグラーフの権限はグラーフシャフトの長グラーフのそれに等しく,辺境守備にあたる軍事指揮官として大きな勢力を有した。大きなマルクのマルクグラーフの勢力はほとんど部族公に等しく,カロリング期のマルクグラーフシャフトのなかには,部族公領と融合したものもある。ザクセン朝のドイツ皇帝は新しいマルクグラーフシャフトをドイツの各方面に設置した。封建制の進展とともに皇帝からますます独立し,12世紀以降,ブランデンブルクマイセン,ラウジッツ,メーレン,ナミュールのマルクグラーフシャフトは帝国諸侯の地位を認められた。

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