マーク・アップ率(読み)まーくあっぷりつ(英語表記)mark-up ratio

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マーク・アップ率」の意味・わかりやすい解説

マーク・アップ率
まーくあっぷりつ
mark-up ratio

価格設定者(プライス・メーカー)である寡占企業は、製品価格を決定するときに、製品一単位当りに要する生産コスト(単位費用)に一定利潤を積み増しする。その積み増し分(マーク・アップ)は、単位コストに一定比率を乗じて算定される。この一定比率がマーク・アップ率であり、その大きさは、業界慣習将来景気見通しなどといった要因により決定される。

[内島敏之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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