ミオジプシナ(その他表記)Miogypsina

最新 地学事典 「ミオジプシナ」の解説

ミオジプシナ

学◆Miogypsina

大型有孔虫の1属。殻は石灰質,顕球型で径1~2mm,微球型で約1cmの,前端がやや膨らむ両凸レンズ状の殻をもつ。不規則で緻密な房室からなる側層に中央層が挟まれる3層構造を示す。中央層は殻前端近くに位置する初房と大きな第2房室・初房を取り巻く1列の旋回房室からなる幼殻部と,へら状ないし菱形の房室が扇状に広がる部分からなる。幼殻部における旋回房室の短縮・初房と第2房室の直径比の変化・幼殻部に対する扇状房室の展開方向の変化を三成分にした統計的処理は,時系列上きわめて一定した進化を示した(H.Ujiie,1966)。この時系列にプロットすると,日本の中新世初期末にレピドシクリナと共産するM.kotoiと,中新世中期初期にオパキュリナと共産するM.japonicaの間には進化上の差が明瞭。世界の漸新世後期~中新世中期の熱帯浅海域に産出参考文献H.Ujiie(1973) Bull.National Sci.Mus.,Vol.16

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関連語 氏家

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミオジプシナ」の意味・わかりやすい解説

ミオジプシナ
Miogypsina

原生生物界有孔虫門ミオジプシナ科の代表属。外観は扇状を呈する石灰質大型有孔虫で,扇のかなめにあたる部分が最も厚くなっている。菱形の中央房と,その両側に発達する側房からなる 3層構造を示す。古第三紀漸新世後期から新第三紀中新世前期の暖海性浅海堆積物に産する示準化石。(→有孔虫類

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