ミクロの決死圏

デジタル大辞泉プラス 「ミクロの決死圏」の解説

ミクロの決死圏

①1966年製作のアメリカ映画原題《Fantastic Voyage》。監督:リチャード・フライシャー、出演:スティーブン・ボイド、ラクエル・ウェルチ、エドモンド・オブライエンほか。第39回米国アカデミー賞美術賞(カラー)、特殊視覚効果賞受賞。
②米国の作家アイザック・アシモフによる①のノベライゼーション(1966)。原題《Fantastic Voyage》。『ミクロ潜航作戦』の邦題もある。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のミクロの決死圏の言及

【SF映画】より

…さらにW.リラ監督の《光る眼》(1960),コーマン監督《X線の眼を持つ男》(1963),マリオ・バーバ監督の《恐怖の怪奇惑星》(1965),ゴダール監督の《アルファビル》(1965),トリュフォー監督の《華氏451》(1966)。その中で注目すべきは,《海底二万哩》を撮ったフライシャー監督の《ミクロの決死圏》(1966)で,縮小された原子力潜航艇が,人体の血管内を進むイメージは,きたるべき《2001年宇宙の旅》の前ぶれともいえる。
[スペース・ファンタジーの誕生]
 1968年,20世紀フォックス社の《猿の惑星》と,MGMの《2001年宇宙の旅》によって,SF映画は新しい歴史の幕をあける。…

【フライシャー兄弟】より

…なお,ときおりTV放映されるカラーの《ベティ・ブープ》は,70年代にオリジナルの絵を韓国でトレースして彩色した一種のリメーク版である。《海底二万哩》(1954),《ヴァイキング》(1957),《ミクロの決死圏》(1966)等々で知られるハリウッドの職人監督リチャード・フライシャーRichard Fleischer(1916‐ )はマックス・フライシャーの息子である。【森 卓也】。…

※「ミクロの決死圏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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