ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミニョ」の意味・わかりやすい解説 ミニョMinho ポルトガル北西部の地方。ビアナドカステロ県とブラガ県を含む。海岸に沿ってわずかに狭長な平地があり,すぐにサンタルジアの山地に接する。大部分が標高 100~250mの波浪状の花崗岩台地で,スペインとの国境付近からミニョ,リマ,カバド,アベの諸河川が流出する。冬期も山地を除いて温暖な気候で,ダムによる水資源にも恵まれ,集約的な農業が行われる。農村の人口密度は高く,トウモロコシやインゲンマメ,ブドウなどの果樹が栽培され,山地では家畜を飼育し,材木を産する。主要都市はブラガ,織物工業の中心ギマランイスなど。面積 4838km2。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by