ミヤマナルコスゲ(読み)ミヤマナルコスゲ(その他表記)Carex shimidzensis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミヤマナルコスゲ」の意味・わかりやすい解説

ミヤマナルコスゲ(深山鳴子菅)
ミヤマナルコスゲ
Carex shimidzensis

カヤツリグサ科の多年草。アズマナルコスゲともいう。南千島,北海道から北九州および朝鮮南部にかけて分布し,山地の林下で多少湿ったところに生える。短い根茎があり,茎は細長く3稜があり,高さ 40~70cmぐらいになる。葉は軟らかく扁平で,縁はざらつく。初夏に穂を出し,雄花穂は1個頂生し,線形で 9cmあまりになり,雌花穂は下にあって,下垂する。雌花の鱗片卵形先端は短い芒 (のぎ) となっている。

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