ミュルミドン人(読み)ミュルミドンじん(英語表記)Myrmidones

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミュルミドン人」の意味・わかりやすい解説

ミュルミドン人
ミュルミドンじん
Myrmidones

ギリシア神話で英雄アキレウスの手兵として活躍する戦士集団。ゼウスアイギナの息子で,母の名にちなみ命名されたアイギナ島(→エイナ島)の王となったアイアコスが,ヘラに迫害され疫病を送られて島の住民を全滅させられる憂き目にあったとき,アイアコスの祈りにこたえて,ゼウスが一夜の間にギリシア語でミュルメクスと呼ばれるアリを人間に変え,新しい人民をつくり出してやったのがその起こりとされる。アイアコスの息子でアキレウスの父にあたるペレウスに従ってテッサリアのフティアに移住し,そこからアキレウスに率いられてトロイ戦争に参加し,ギリシア軍中の最精鋭部隊をなした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

タコノキ

タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...

タコノキの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android