ミルセン

化学辞典 第2版 「ミルセン」の解説

ミルセン
ミルセン
myrcene

C10H16(136.24).鎖状モノテルペン.ゲッケイジュビジョザクラ精油にα,β-混合物として含まれている芳香性油状物.α-ミルセンはミルセニルアセタートの熱分解で,β-ミルセンはβ-リナロール脱水によりつくることができる.α-ミルセンは沸点44 ℃(1.33 kPa).1.4651.λmax 226 nm(ε 17900).β-ミルセンはホップ油ほかに含まれる油状物.沸点116 ℃,51~51.5 ℃(1 kPa).0.794.1.4709.λmax 226 nm(ε 16100).

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android