20世紀西洋人名事典 「ミルトンバビット」の解説
ミルトン バビット
Milton Babbitt
1916.5.10 -
米国の作曲家。
プリンストン大学名誉教授。
フィラデルフィア生まれ。
1938年プリンストン大講師、’52年同大音楽学部助教授、’60年プリンストン大教授等を歴任。84年名誉教授となる。シェーンベルクの十二音音楽の影響を強く受け、音列・音価・強弱・音色・フレージング等すべてを12音理論にもとづいて超人間的な厳密さで体系化した。この彼独自の方法は「4楽器のためのコンボジション」(’48年)等として結実した。’50年代中ごろよりシンセサイザーのための作品を発表。又評論活動も早くから行い、「新音楽展望」誌の編集にも携わった。主な作品に「ピアノのための3つの作品」(’47年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報