ミレーの家(読み)ミレーのいえ

世界の観光地名がわかる事典 「ミレーの家」の解説

ミレーのいえ【ミレーの家】

フランスの首都パリ郊外の都市フォンテンブロー(Fontainebleau)近郊の村バルビゾン(Barbizon)にある、ミレー(Jean-François Millet、1814~1875年)が暮らした住居兼アトリエ。フォンテンブローから約8kmでバスが利用できるほか、鉄道ムラン(Melun)駅からはおよそ11km、タクシーが利用できる。19世紀、ミレーやテオドール・ルソーなどの風景画家がバルビゾンに多数集まり、この村を拠点に活動した。彼らはバルビゾン派と称された。ミレーがバルビゾンにやってきたのは1849年のことで、以後1875年に持病偏頭痛を悪化させて死去するまで、この家で暮らし、多くの代表作を残した。アトリエには名作「晩鐘」のオリジナルのデッサンや自画像のデッサンがある。また、2階には彼が息を引き取った寝室がある。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む