みんずり(読み)ミンズリ

デジタル大辞泉 「みんずり」の意味・読み・例文・類語

みんずり

[副]
素直なさま。
「―トシタ人」〈日葡
味などがあっさりとしているさま。
「―トシタ味ワイ」〈日葡

みんずり〔みんづり〕

[副]《「瑞瑞みずみず」の「みず」から変化した語》若々しくみずみずしいさま。
「―と見ゆる若木やはたち花/可頼」〈紅梅千句

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「みんずり」の意味・読み・例文・類語

みんずりみんづり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「みずみず(瑞瑞)」の「みず」から転じた語 ) 若くてみずみずしいさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「みんづりと見ゆる若木やはたち花〈可頼〉 五月雨ふるき松は何歳〈貞徳〉」(出典:俳諧・紅梅千句(1655)五)

みんずり

  1. 〘 副詞 〙
  2. しつこくないさまを表わす語。あっさりとした風味などをいう。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. すなおで無邪気なさまを表わす語。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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