メガロン式住居(読み)めがろんしきじゅうきょ(その他表記)megaron

日本大百科全書(ニッポニカ) 「メガロン式住居」の意味・わかりやすい解説

メガロン式住居
めがろんしきじゅうきょ
megaron

いちばん奥の主室、中間の前室、いちばん手前のポーチから構成される長方形の住居形式。玉座となる主室中央には4本の柱に囲まれた炉が据えられ、ポーチには2本の柱が建てられる。ギリシア青銅器時代の形式で、ミケーネ時代の宮殿様式として採用された。室内には装飾文様が描かれる。ギリシア神殿はメガロンの様式を受け継いだものである。トロヤやミケーネの例が著名である。後者の例では、長さ11.5メートル×幅22メートルの規模を有する。メガロン様式の住居の起源は古く、ギリシア新石器時代のセスクロ文化、ディミニ文化には、すでにその原型が成立している。

[鈴木忠司]

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