セスクロ文化(読み)せすくろぶんか(その他表記)Sesklo

日本大百科全書(ニッポニカ) 「セスクロ文化」の意味・わかりやすい解説

セスクロ文化
せすくろぶんか
Sesklo

ヨーロッパの新石器(農耕)文化の一つ。紀元前五千年紀ごろギリシア北部を中心に広まった。大麦果樹、野菜を栽培し、ウシヒツジヤギブタなどを飼育した。石臼(うす)、石杵(きね)を使用し、女性の立像座像土偶がつくられた。この文化のもっとも特徴的なものに、白い化粧塗り(スリップ)の上に赤い彩文を施した土器があげられる。文様は幾何学的で、しばしば山形文が描かれる。器形は、皿、坏(つき)、埦(わん)などがある。住居にメガロン式のプランをしたものがある。セスクロ文化は、ユーゴスラビアスタルチェボ文化の一分枝、先セスクロ文化から発展したものである。

[鈴木忠司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

夏の暑さに体が慣れること。数日から数十日間で起こる短期暑熱順化と、数年または数世代にかけて起こる長期暑熱順化とがある。→寒冷順化[補説]近年では、冷房設備の普及にともない短期暑熱順化が起こりにくくなっ...

暑熱順化の用語解説を読む