最新 地学事典 「メサビ地域」の解説
メサビちいき
メサビ地域
Mesabi range
米国ミネソタ州北部に位置し,スぺリオル湖の東側に広がる18億7800万年前の鉄鉱層地域。サーカムスペリオル帯の南縁部に位置し,中心のBiwabik鉄鉱層はカナダオンタリオ州西部のガンフリント鉄鉱層に約300km連続して分布する。鉄鉱層は浅海堆積物のPokegama砂岩上に重なり,大陸棚に堆積したスペリオル型鉄鉱層とされる。11億年前のダルース斑れい岩複合体の貫入により熱変成を受けている。採掘される主体は含鉄珪岩(タコナイト)でFe25~35%。高品位鉱は珪酸分が溶脱し赤鉄鉱化した部分で,地表下60m前後,最大300mまで。その品位はFe50~60%,SiO27~8%,P0.09%,Al2 O32%。鉄は初生的にはシデライト・赤鉄鉱・グリーナライトの形で存在。鉱石の主体は赤鉄鉱で磁鉄鉱・マータイト・褐鉄鉱を含む。総鉱量50億t。
執筆者:清川 昌一・矢島 淳吉
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

