最新 地学事典 「メジャー石榴石」の解説
メジャーざくろいし
メジャー石榴石
majorite
化学組成Mg3(MgSi)(SiO4)3の鉱物。メジャーライトとも。ざくろ石上族ざくろ石族。立方晶系,空間群Ia3d,格子定数a1.1524nm,単位格子中8分子含む。CaあるいはCrを含んだ合成物では,立方晶系から少しずれた正方晶系(I41/a)になるという報告がある。ガラス光沢。劈開なし。硬度7〜7.5。計算密度4.00ɡ・cm−3。紫〜淡黄褐色,条痕白色。等方性,屈折率n 1.8。オーストラリア・西オーストラリア州で発見されたCoorara隕石中に産出。配位数6のSiが存在するのが特徴。A.E. Ringwood et al.(1966) により,900℃,11GPa以上の高圧下でMg3(Mg, Al, Si)2(SiO4)3組成のざくろ石が合成され,リングウッドとともに,高圧合成などおこなったオーストラリア国立大学の地球物理学者,地球化学者であるAlan Majorにちなんで命名。
執筆者:松井 正典・松原 聰
参照項目:石榴石上族
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

