めそっこ

精選版 日本国語大辞典 「めそっこ」の意味・読み・例文・類語

めそっ‐こ

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「めぞっこ」とも ) =めそうなぎ(━鰻)
    1. [初出の実例]「夏の芝居の中だとて、土用の中の丑鰻、わしも残りの友達も、江戸前ながらめそッ子(コ)ばかり」(出典歌舞伎彩入御伽草おつま八郎兵衛)(1808)序幕)
  3. 人をののしっていう語。
    1. [初出の実例]「取るにも足りねえめそッ子(コ)を、殺す事がならねえか」(出典:歌舞伎・月欠皿恋路宵闇(1865)大詰)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のめそっこの言及

【ウナギ(鰻)】より

…また,開いたものを切らずにそのまま串を打ったのを長(なが)と呼び,2尾さしたものを二長(になが),3尾のものを三長,そして,これらを〈いかだ〉と呼ぶこともある。ごく小さなウナギをメソ,メソッコと呼び,頭をつけたままさき,串に巻きつけて焼く。これを竜の姿で剣に巻きついた俱利迦羅竜王(くりからりゆうおう)に見立てて俱利迦羅焼きという。…

※「めそっこ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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