メタテクシス(その他表記)metatexis

岩石学辞典 「メタテクシス」の解説

メタテクシス

部分熔融が中程度に行われたもの[Irving : 1889, Scheumann : 1936].メーネルトは岩石の低熔融点の物質が部分熔融することとしている[Mehnert : 1968].中程度の部分熔融のために,リューコソムの量は比較的少なく,原岩の組織が残されているもの[Ashworth : 1985].部分的あるいは選択的なアナテクシスが行われることで,部分熔融あるいは変成偏析作用(metamorphic segregation)によって,岩石の優黒質成分と優白質成分がリューコソムとメラノソムに分かれる偏析作用[Bowes ed. : 1989].メタテクシスはエクテクシス(ektexis)とエンテクシス(entexis)に分けられる.以上とは別な意味で,スレート劈開(へきかい)のように変成作用によって岩石の構成物の方位が変化することもメタテクシスという[Irving : 1889].ギリシャ語のmetaは後,texisは順序の意味.

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最新 地学事典 「メタテクシス」の解説

メタテクシス

metatexis

超変成作用(ミグマタイト化作用)において,花崗岩質溶液(メタテクトという)の関与する過程。metaは間,texisは溶体の意。K.H.Scheumann(1936)命名。この過程でできたミグマタイトメタテクサイトという。メタテクトが変成作用を受けている岩石自身からの分泌による場合をエクテクシス,外部からの注入による場合をエンテクシスと呼び,それぞれの場合のメタテクトをエクテクトエンテクトという。

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