最新 地学事典 「メタバリシア石」の解説
メタバリシアせき
メタバリシア石
metavariscite
化学組成AlPO4・2H2Oの鉱物。単斜晶系,空間群P21/n,格子定数a0.5182nm, b0.9512, c0.8452, β90.40°,単位格子中4分子含む。ふつう板状結晶,まれに柱状結晶,他に粒状,塊状。{102}で双晶をすることがある。淡緑色,透明ないし半透明,ガラス光沢。劈開{010}。硬度~3.5,比重2.54。薄片では無色,屈折率α1.551,β1.558~1.561, γ1.582~1.585,2V(+)55°,光分散v>r弱。堆積成鉄鉱鉱床やアルミニウムに富む堆積岩中のバリシア石ノジュール中に産する。バリシア石とは同質二像。AlをFe3+が置換したものが単斜りん鉄鉱。名称はバリシア石のメタ型(同質二像)という意味。
執筆者:坂巻 幸雄・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

