ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メルスエルケビル」の意味・わかりやすい解説 メルスエルケビルMers el-Kébir アルジェリア北西部の軍港都市。オラン北西約 15km。東風と高波から保護された天然の良港。地中海西部を扼する地点にあり,ローマ時代からポルトゥスマグヌス (大港の意) と呼ばれて繁栄。 12世紀にはアルモハド朝,15世紀にはトレムセン,1492年からは海賊,その後スペイン,ポルトガル,オスマン帝国の重要な軍港。 1830年7月 27日フランスに占領され,以来 1968年までその軍港であった。軍港関連業のほか,漁業,水産加工業が主要産業。海岸は美しく,海水浴場や別荘地が付近にある。人口1万 1002 (1987推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by